教育職員検定 私にブレーキがかかったワケ。(最終回)

2018年8月30日教育職員検定

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これまで5回にわたって、教育職員検定について書いてきました。
今回が最終回となります。

「人物証明書」が確保できない。

入学手続きを行う直前まできていた私でしたが、「人物証明書」の確保に関する問題が解決できず、受検自体を見送ることになりました。

2018年3月まで再受験生だった私は、すぐに社会復帰という状態にはなれず、
内容は違うけれど勉強をしたり、当ブログの開設や更新に励む日々が続いています。

「人物証明書」は職場の第三者から見た人物評のことですから、
評される人物が、働いていることが条件となります。

ということは、当然ながら、現在働いていない私には、人物証明書を書いてくれる人がいません。
(フリーランスの人とかどうするんだろう・・・)

2018年8月初めに福岡県庁に相談に行った際、この人物証明書についても問い合わせをしました。
その時は、「学力に関する証明書」を発行してもらう大学で発行してもらえないかを問い合わせるようにという指示がありました。

「科目履修生」に「人物証明書」は発行されないと思ってていい。

ちなみに、放送大学の要項には、人物証明書の発行を行っていないと明記されていました。

また、佛教大学は、公式ホームページを見る限りでは、本科(大学卒業を目指すコース)ついては発行されますが、
科目履修生では発行されないようでした。

とはいえ、可能性があるかもしれないということで、佛教大学に問い合わせたところ、
やはり「科目履修生では人物証明書の発行をすることはできない」という回答でした。

ウン十年ぶりに母校に電話。

そこで再度、福岡県庁に電話をし、別の対応、または方法がないかを問い合わせました。
すると、基礎となる免許状を発行してもらった大学、いわゆる母校に、人物証明書を発行できるかどうか問い合わせてみろという指示がありました。

ウン十年ぶりに母校に電話をしたところ、大変丁寧な対応をしていただきました。
(さすが母校。)
しかし、やはりここでも、「人物証明書を発行するのは難しい」という回答でした。

考えてみれば当然です。
母校を卒業してウン十年になるのですから、当時私を教えてくださった先生方は、もういらっしゃらないはずです。
私と対面で関わった方に書いてもらうのが「人物証明書」の主旨ですので、
もはや母校にも頼れないのでした。

対応に不信感。

それが分かった上で、もう一度県庁に電話をしました。
すると、別表第4では、どうしても人物証明書が必要となるので、それがいらない別表第1で取るしかないと言われました。

実は、ここまでのやりとりに、モヤモヤすることがいろいろありました。

まず、8月の初めに相談に行った時に書かされたカルテ(相談票)がすぐに見つからないと言われました。
おそらく、その日応対をしてくれた担当者が紛失してしまったのだろうと思います。
カルテを探すのに、2~3分待たされましたが、結局見つからないようでした。

個人情報が書かれている大切なカルテなのに、それをなくしてしまうなんて、なんて不誠実なんだ!と怒りが湧きました。
そのまま、カルテがない状態で、電話で話をするのですから、話は食い違います。
最初に名乗ったのに、担当者は私の名前も忘れていますし、
8月といったのに、「(相談日は、)7月29日でしたっけ。」ととんちんかんなことをいう。

あげく、別表第4のことで相談していたのに、「別表第4という方法があります。」などと言い出す始末。

話の感じからすると、教育職員検定についての知識が浅い人のようでした。

カルテをなくされるわ、筋違いのことを言われるわで、電話を切る頃には不信感でいっぱいになってしまいました。

Lukia_74

Lukia

「教員が不足している」と言っているわりに、ブランクがある人を活用する気はなく、
書類が一つでも欠けていれば受理しないくせに、簡単に書類をなくす。
なんか、矛盾してますよね。(怒)

一度味噌がついたらその後もうまくいかない。

こういう、やる前から味噌がつくようなことは、その後もうまくいかないことが多いので、
受検そのものを考え直した方がいいかもしれないなと思い始めました。

どうしても数学の教員免許を取得したいなら、現在の私に残されている方法は、「別表第1」の条件を満たすことでした。

電話を切ってから、大学の要項で別表第1ついて調べてみると、
履修するべき単位数が大幅に増えることがわかりました。

また細かく見てみると、どうやら母校で既に取得した単位を再度重複して取るような印象でした。

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Lukia

そこまでせんでもええわ。

思わず、独り言が出ました。

もともと、3月に合格していた大学にそのまま進学すれば、四年後には数学の教員免許が取れるところでしたが、
時間もお金もかけて取らなければならない免許でもないと思っていましたので、
教育職員検定という方法を考えるようになったのでした。

それなのに、4年制大学ほどではありませんが、お金も時間もかかる方法で教員免許を取得するというのは、コスパが悪いなと感じました。

他にも勉強をしたいこと、身につけたい技術などがありますから、どうせならそういうことにお金や時間を使いたいと思うようになりました。

調べたことは、ムダじゃない。

世の中に、資格や検定はいろいろありますが、実務経験が必要なものが結構あります。
あらためて、「大人は働いてないと、なかなか資格を取れないんだなあ」と思いました。

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Lukia

働いているって素晴らしい。

現時点では、教育職員検定を受検することは見送りましたが、将来また考えるかもしれません。
今回調べたことは、今の私には役に立たない結果となってしまいましたが、
2018年現在、受検を検討されている方の役には立つと思います。

今回は、「情報が錯綜してる~~~」なんて思いながら調べたので、大変なこともありましたが、
次にその気になった時は、現在との変更点を確認すればいいだけなので、調べるのも楽になっていると思います。

そんなわけで、2018年現在の私は、免許取得には至りませんでしたが、直前まで調べていたので、かなり具体性のある内容だと思います。
この記事を参考にして、新たな免許を取得される方がいらっしゃれば嬉しいです。


 

プロフィール

Author Profile
Lukia_74

元・再受験生、元塾講師、元高校非常勤講師。広島育ち。
中・高国語の教員免許を取得するも、塾講師時代は英語や数学ばかり教えていた。
思うところあって大学再受験を決意。理転し、数学Ⅲ、化学、生物を独習する。国立大学へ合格するも、2018年3月に再受験生生活にピリオドを打つ。
モットーは「自分の予定はキャンセルできても、生徒の予定はキャンセルできない」と「主婦(夫)こそ理系たれ」。
広島のお好み焼きとグレープフルーツが大好き。どっちかというと左党。楽しみはひとりカラオケ。
高校で教鞭を取った経験から、現在は「現代文」と「小論文」の指導力アップを目指し、自己研鑽中。最近は趣味として高校数学を解く。

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Posted by Lukia_74