ページ配分と総ページ数をチェックしよう【KDPでペーパーバックを作るには】
原稿が仕上がったら、いったんPDF形式で出力して、
ページ配分や総ページ数を確認しましょう。
ページ配分
横書きの場合、
左開きで、
奇数ページが右、
偶数ページが左に配置されます。
ですから、見開き2ページで1テーマの文章を載せたい場合は、
偶数ページに書き出しがくるようにして、
奇数ページに書き終わりが含まれるようにするとよいことになります。
総ページ数の把握
2023年10月の時点ですが、
Googleドキュメントは、編集画面で表示されるページ番号(数)と、
PDFに出力した際のページ番号(数)が一致しません。
編集画面の方が、ページ数が多く表示されていますので、
必ずPDFに出力し、できればPDFを印刷して確認しましょう。
KDPには「校正印刷」というサービスもありますが、
印刷費+送料(2023年現在410円)かかります。
作家気分を味わうために、初回ぐらいはやってみてもいいかと思いますが、
(私もやってみました)
お家にプリンターがある方は、それを使うか、
ディスプレイでPDFを確認する方がスピーディーで経済的でしょう。
総ページ数、4で割り切れる?
また、総ページ数で注意したいのが、「4で割り切れるかどうか」です。
ペーパーバックは、在庫を持たず、
注文をうけてから1冊ずつ印刷するという「オンデマンド印刷」なので、
4で割って、余りが出る場合、空白ページも紙代が請求されることになります。
たとえば、本の総ページ数が 100 の場合、
であり、25枚の紙が必要となります。
しかし、本の総ページ数が 101 の場合、
となり、26枚の紙を必要とします。
本の総ページ数が、102(余り2)、103(余り3)の場合、
2ページ、3ページを削るのは、なかなか骨が折れることですので、
さすがに仕方ないかなと思いますが、
一番もったいないのは、余り1の場合ですよね。
残り3ページは空白なのに、紙はもう1枚必要になるので、
印刷費用が上がってしまいます。
ということは、本としての最低販売価格も上がってしまうので、
買い控える読者が出てくることになります。
これは著者だけでなく、読者にとっても損失です。
伝えたいことをもれなくダブりなく書き表した結果、
中途半端なページ数になり、それが価格にも反映してしまったならば、
致し方ない、ともいえますが、
余白ページにもお金を払ってもらうんだと思って、
シビアに見直すようにしましょう。
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