センター国語で気をつけていたこと その2【 大学入学共通テストにむけて 】
大学受験とは試験教科や科目の勉強がすべてではありません。
いかに質のよい日常生活を過ごすかも重要なポイントです。
教科・科目の指導は、すでによい先生が携わってくださっているでしょうから、
元・再受験生の私は、実体験に基づいた試験当日までの注意点や会場での過ごし方などについて書いてみようと思います。
今回は、センター国語の古典を解くときに気をつけていたことの一部を書いてみます。
前置きと注釈をしっかり読む
実際は、センター国語全体にいえることなのですが、問題文は物語や評論の一部分が切り出されていることが多いので、切り出し部分の前に何が書かれていたかという「前置き」があれば、しっかり読み込んでおきましょう。
特に古文は、この「前置き」に本文を読み解くヒントが隠されていることが多いので、しっかり読むようにしましょう。
注釈は、本文の後ろに列挙されているものです。これも読解のヒントが詰まった得点の宝庫です。
十分に勉強していたとしても、すべての古語の意味だとか、当時の風俗・習慣などに精通することはできません。
読解に必要な事項だけれども、多くの受験生はそれを知らない。なんのフォローもしないまま読み解かせるというのはフェアじゃないので、簡潔でわかりやすい注釈がつけられています。
逆に言うと、ここをテキトーに読むのは、お宝ヒントを見逃してしまうもったいないし、無謀な行為なんですね。
注釈を読んでいくだけで、本文を読む前にある程度のストーリーがわかることもありますので、絶対に読み飛ばさないようにしてください。
漢文の場合は、クライマックスの内容理解を深める前フリが注釈にあることが多いです。
登場人物に番号を振る
古文は、主語が省略されていることが多いので、動作主が変わるとき、いちいち「〇〇」とか、「△△」などと書いていましたが、すぐにやめました。というのも、登場するたび添え書きしなければならないのが非効率だったからですね。
そこで、主語はマルで囲み、登場順に番号を打つことにしました。
この場合、主人公よりも先に主人公でない人が登場したとしても、機械的につけてかまいません。
1番が○○、
2番が△△、
と一度だけはしっかり対応させておけば、その後は番号と人物の照会は簡単にできます。
英語でいうところの目的語にあたる人物名は、ノーマークです。
誰がどうした、それを受けて、別の誰かがどうしたというように、話の展開を理解するためのマル印や番号なので、目的語まで記号化すると煩雑になってしまいます。
主語の切り替えに注意する
「已然形+ば(〜するので)」
「連用形+に(〜すると)」
「連体形+を(〜するのに)」があると、主語(動作主)が変わるので、「/(スラッシュ)」などの記号をつけて、視覚的に主語の切り替えが認識できるようにしましょう。
源氏物語のあらすじを読んでおく
中古(平安時代)の物語の多くは、源氏物語の二次創作的要素があります。
源氏物語自体は54帖もあり、さらに宇治十帖も含めると60帖を超える長編ですし、帖のそれぞれも分量がありますから、受験生に読み通す時間的な余裕はないものと思われます。
夏休みあたりなら、漫画「あさきゆめみし」を読みましょう。と言いたいところですが、
大学入学共通テスト間近の1月ではそれも難しいです。
国語便覧を持っている場合は、必ず源氏物語の各帖のあらすじが載っていますので、読み通しておきましょう。
持っていない場合は、ネット検索すればあらすじを紹介するサイトが見つかりますので、そこで読んでおきましょう。
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