「めんどくさい判定」は計ってからにしろ。【生き残れ!読書感想文は自己表現のサバイバルゲームだ!】

2022年8月19日読書感想文

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読了時間: 約330

記事を音読してみました

2022年10月14日、記事を音読してみました。
一発録りした上、編集なしでアップロードしております。
ちょっとかんだり、読み直しをしている部分があります。(ご了承ください)

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時間、見積もってます?

読書感想文が、なぜめんどくさい課題と思われるようになってしまったのか。
その最大の原因は「各タスクにかかる時間の見積もり」があやふやなところにあると思います。

読書感想文を書くためには、いくつかやらなければいけないこと(タスク)がありますが、
実は、そのタスクもあいまいなんでしょうね。
そもそもタスクの把握があやふやなら、時間の見積もりができるわけもありません。

読書感想文のような漠然とした課題と、やることがはっきりしている計算ドリルや漢字練習が並んでいたら、
そりゃ〜、計算ドリルや漢字練習を優先しちゃいたくなるのもわかります。

しかし、実はそうやって、後回しにした時間が積み重なり、どんどんめんどくさい課題になってしまうのです。

タスクのみじん切りをしてみよう

読書感想文を書くためにやるべきこと(タスク)をリストアップしてみましょう。

実は、「読書感想文」というのはいくつかのタスクが集まったプロジェクトなんですね。
ど〜ん!と立ちはだかっているので、とっつきにくいのです。

しかし、よくよく見てみると、細かいパーツによってできあがっています。

まずは、大まかなパーツに分け、
さらにそのパーツも細かく分けていきます。

理想は15分程度でこなせるぐらいまで細かくすることです。

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Lukia

私は、この作業を「タスクのみじん切り」と呼んでいます。

おおまかなタスクは以下の6つです。

  • タスクのみじん切りをする
  • 読む本を選ぶ(2冊ぐらい)
  • 本を読みながら、メモを取る
  • メモを見て、書きたいことを考える(下書きづくり)
  • 読書感想文を書く
  • 読んで自画自賛する
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Lukia

逆に、読書感想文には少なくとも6つのタスクが含まれているということがわかっていますから、
これを1〜2日でこなそうとすれば、あらすじを書いただけの「読書感想文モドキ」ができるのもわかりますね。

 

各タスクにかかる時間を見積もってみよう

おおまかなタスクを6つ挙げました。
これ以上にもっともっと細かくしていっていいと思います。(むしろオススメ)

そして、次に、これらのタスクに対し、どのぐらい時間がかかるのかを考えてみましょう。
たとえば、最初に行う「タスクのみじん切り」は、結構時間をかけたほうがよさそうです。
(30分〜60分ぐらい)

というのも、タスクを15分以内で済ませられるぐらいコンパクトにすると、スキマ時間を見つけてはどんどんこなせるようになるからです。
「タスクのみじん切り」をしておくと、具体的で、現実的(実現できそう)なスケジュールを組むことができます。

夏休みの間、毎日均等に勉強できると思いがちですが、実際には楽しいイベントが多いので、
数日は必ず「均等に」勉強できない日になるものです。

夏休み開始の開放感に10日ほどひたり、楽しいイベントに浮かれ、お盆を過ぎて海にクラゲが出て、チャリティランナーがへろへろになりながら日本武道館につくのを見ていると、夏休みは終わります。

誘惑が多く、規則正しい生活を送るのが難しいのが「夏休み」というものなんです。

誘惑に負けることも想定しながら、読書感想文を完成させる目標日を設定し、なるべく細かく、具体的にタスクとかかる時間をスケジューリングしていきます。

制限時間という考え方もアリ。

各タスクにかかりそうな時間を見積もったら、逆にそれを「制限時間」と考えてみましょう。

「1時間以内に本を選ばなければならない。」とか、
「15分以内に○ページ読んで、メモを残さねばならない。」など。

自分がこのミッションをこなさないと地球が危ない!ぐらいの壮大な妄想を繰り広げると、
ワクワク・ドキドキ・ハラハラしつつも楽しく集中してタスクがこなせそうです。(笑)

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Lukia

人間は、自分のためにはあんまりがんばれないものですが、
他者のためだと結構がんばれるものです。
全人類の未来があなたにかかっています、頑張れ!(笑)

 

見積もり時間の参考

上に挙げた、6つの大まかなタスクについて、見積もり時間を書いてみます。
これは、絶対。とか必ず。というものではありませんので、参考程度にとどめておいてください。

タスク 見積もり
時間
分割 ワンポイント
タスクの
みじん切りを
する
30〜60分 してもよい 読書感想文をさっと仕上げるのには、準備が必要。
具体的で、短時間にこなせそうなタスクを作る。
読む本を選ぶ
(2冊ぐらい)
60〜90分 しないほうがいい
(1日で済ませる)
対象年齢が実年齢と同じかそれ以上のものを選ぶ。
ページ数も200ページ程度の2時間程度で読めそうなものにする。
本を読みながら、メモをとる 2〜3時間 してもよい 心に残ったセリフや場面などが書かれたページ数や、
どう心に残ったのかなどをメモしておく。
メモを見て、
書きたいことを
考える
(下書きづくり)
60分程度 してもよい メモを見ながら、最も心に残ったところについて、
自分と比べたりしてみる。
読書感想文
を書く
60〜120分 してもよい メモがしっかり作成できていれば、数回に分けて書くことができる。
読んで
自画自賛する
15分程度 自由 ミッションをやりとげた自分を盛大にほめる。
また、褒め言葉しか言わない約束をしておいて、家族に披露するのもよい。

 

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プロフィール

Author Profile
Lukia_74

元・再受験生、元塾講師、元高校非常勤講師。広島育ち。
中・高国語の教員免許を取得するも、塾講師時代は英語や数学ばかり教えていた。
思うところあって大学再受験を決意。理転し、数学Ⅲ、化学、生物を独習する。国立大学へ合格するも、2018年3月に再受験生生活にピリオドを打つ。
モットーは「自分の予定はキャンセルできても、生徒の予定はキャンセルできない」と「主婦(夫)こそ理系たれ」。
広島のお好み焼きとグレープフルーツが大好き。どっちかというと左党。楽しみはひとりカラオケ。
高校で教鞭を取った経験から、現在は「現代文」と「小論文」の指導力アップを目指し、自己研鑽中。最近は趣味として高校数学を解く。

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Posted by Lukia_74