定価から税込価格を求める【税込価格から定価と税額を求めよう】
今回からは、電卓を準備して読んでください。
それでは、 いよいよ税込価格について考えてみます。
税込価格=定価+消費税
税率10%とは、
と表せるとわかっています。
消費税率が10%のとき、
その税額は、 定価を10等分したその1つ分に相当します。
税込価格とは、 定価に定価の10等分したその1つ分、すなわち「税額」を加えた価格ということになりますから、
$$\begin{align}\frac{1}{10}\times 10+\frac{1}{10}\times {\color{red}{1}}=&\frac{1}{10}\times \left( 10+{\color{red}{1}}\right) \\ =&\frac{11}{10} \\ =&1.1 \end{align}$$
税込価格は、定価に1.1をかければ求められるとわかります。
税込価格を求める公式
定価がわかっているとき、その税込価格は、
定価を10等分し、 その11個分と定価をかければ求められます。
\( \ \displaystyle\frac{1}{10}\times {\color{red}{11}}\times {\color{#0004fc}{x}}=\displaystyle\frac{{\color{red}{11}}}{10}{\color{#0004fc}{x}}=1.1{\color{#0004fc}{x}} \ \)
\( \ 1.1{\color{#0004fc}{x}} \ \)円である。
消費税率が10%のとき、税込価格は、定価に1.1をかければ求められます。
パターン化して覚えちゃいましょう。
以下、練習問題を5つ出しますので、
電卓片手に計算してみてください。
定価100円のとき
消費税率10%のとき、定価100円の税込価格を求めよ。
$$\begin{align}\frac{1}{10}\times {\color{red}{11}}\times {\color{#0004fc}{150}}=&\frac{11}{10}\times {\color{#0004fc}{150}} \\ =&1.1\times {\color{#0004fc}{150}} \\ =&165 \end{align}$$
答え:165円
定価2,500円のとき
消費税率10%のとき、定価2,500円の税込価格を求めよ。
$$\begin{align}\frac{1}{10}\times {\color{red}{11}}\times {\color{#0004fc}{2500}}=&\frac{11}{10}\times {\color{#0004fc}{2500}} \\\\ =&1.1\times {\color{#0004fc}{2500}} \\\\ =&2750 \end{align}$$
答え:2,750円
定価39,800円のとき
消費税率10%のとき、定価39,800円の税込価格を求めよ。
$$\begin{align}\frac{1}{10}\times {\color{red}{11}}\times {\color{#0004fc}{39800}}=&\frac{11}{10}\times {\color{#0004fc}{39800}} \\\\ =&1.1\times {\color{#0004fc}{39800}} \\\\ =&43780 \end{align}$$
答え:43,780円
レジに通したら、支払い額が4万超えて、軽くがっかりするパターンですね。
定価658,000円のとき
消費税率10%のとき、定価658,000円の税込価格を求めよ。
$$\begin{align}\frac{1}{10}\times {\color{red}{11}}\times {\color{#0004fc}{658000}}=&\frac{11}{10}\times {\color{#0004fc}{658000}} \\\\ =&1.1\times {\color{#0004fc}{658000}} \\\\ =&723800 \end{align}$$
答え:723,800円
記事ではくどい立式をしていますが、
慣れてきたら、 「1.1×定価」または「定価×1.1」と電卓入力できるようになってくださいね。
今回はここまで。
(税率10%のとき)
税込価格=定価×1.1
という公式をお知らせして終わります。
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