文選より蘭亭序では【元号「令和」の典拠について】
万葉集の序文に関する万葉代匠記の筆写も行いました。
(5日ぐらいかかりました。大変でした)
当初は、全文を書き下さねばならないかと思っていたのですが、
典拠問題を考えるだけであれば、そこま ...
「令和」の典拠は「万葉集」【元号「令和」の典拠について】
「令」と「和」は、
文選に収録されている張衡〈ちょうこう〉の「帰田賦〈きでんふ〉」にあるから、
やっぱり元号「令和」の典拠は「平成」以前と同じく、
漢籍だ!と主張した人がいるようで、
その主張に対し ...
いきなりアンソロジー?【元号「令和」の典拠について】
出てくる本がいずれも、あまりに昔すぎるので、
整理してみました。
文選の編者、
昭明太子蕭統〈しょうめいたいし しょうとう〉は501年から531年に生きた人ですので、
文選は、531年までにはなって ...
文選について【元号「令和」の典拠について】
『文選〈もんぜん〉』は6世紀の初め、
梁〈りょう〉の皇太子、
昭明太子蕭統〈しょうめいたいし しょうとう〉が編纂した、
先秦から南北朝時代までの代表的な詩文を集めた60巻からなる選集です。
収録され ...
文献学と古学派について【元号「令和」の典拠について】
文献学と古学派についても調べてみました。
文献学 Philologie言語で記された文献を材料として、
民族や文化を研究する学問。
日本には明治末年、
古典文学の本文校訂や成立、解釈の研究分野に ...
契沖と国学について【元号「令和」の典拠について】
1640〜1701江戸中期の国学の先駆者。
真言宗の僧であったが、
我が国の古典・古歌の造詣が深く同店「古ノ人ノ心ニ成リ」、
儒仏の解釈を退けて古典そのものの文献学的・実証的な研究により、
万葉代匠記とは【元号「令和」の典拠について】
「万葉代匠記〈まんようだいしょうき〉」とは元禄3年(1690年)に完成した、
万葉集の注釈書です。
もともとは、
徳川光圀〈とくがわみつくに〉(いわゆる水戸黄門ですね)が
下 ...
典拠は「文選」では?【元号「令和」の典拠について】
Lukia「令和」の典拠は万葉集か〜。
これまでは漢籍が典拠だったから、新しいな。
と思っていたところ、
ネットで、不穏な記述も目にしました。
簡単にいうと、
「万葉集の ...
万葉集について【元号「令和」の典拠について】
前回の記事で、元号にはそれぞれ典拠があり、
書物の中から、象徴的な漢字2文字が組み合わさって成立していることを確認しました。
今回はいよいよ、「令和」が何を典拠とし、
どこから漢字2文字が組み合わされたのか ...
明治から平成までの典拠【元号「令和」の典拠について】
まずは、明治、大正、昭和、平成という4つの元号の由来を書き出してみます。
明治聖人南面〈なんめん〉して天下を聴き、
明に向かひて治む
『易経』より
大正大いに亨〈とほ〉 ...