運動不足解消のため、片道徒歩30分の「自宅」に「通勤」することにしました。
2018年中は、「自宅にいる」生活スタイルが変わらないので、
運動不足を解消するため、自宅に「通勤」するというマインドシフトを行いました。
ブログ開設・運営は楽じゃない。
2018年2月末で、再受験生生活にピリオドを打ち、
3月からは、「ブログ開設・運営と数学の勉強」にいそしんで?きました。
文字にしてみると、あんまりたいしたことじゃないようにも思いますが、
私にとっては、「ブログの開設・運営」が、意外とクセモノでした。
ブログを開設する前の私は、まさに見通しが甘く、
「ブログを開設して、運営費のためにアルバイト程度の社会復帰をしようかな・・・」なんて思っていました。
ところがどっこい。
ブロガーという職業が成り立つぐらいですから、簡単なわけがありませんでした。
ブロガーは実はマルチプレイヤーなのです。
無料のブログサービスは、これまでにも何度か利用したことがありましたが、
将来的にブロガーという職業も視野に入れたいと思っていたので、今回初めて有料のブログを開設しました。
いざ始めてみると、有料ブログで純粋に記事更新だけできるようになるまでには結構時間がかかると学びました。
開設前には、下調べやさまざまな手続きをこなさねばなりませんし、
開設直後は、ブログをそれなりの体裁にするためのタスクが山積みです。
それらのタスクをなんとかこなし、ある程度記事執筆に集中できるようになっても、開設当初ほどではありませんが、ブログを運営し続ける限り、何らかの問題は出てきます。
考えてみると、
個人で有料ブログを運営するというのは、マルチプレイヤーになるということです。
ブログ運営には、今思いつくだけでも、三つの役割が必要です。(まだあるかもしれませんが)
- 記事執筆者
- ブログメディアのシステム管理者
- 営業(Googleアドセンスやアフィリエイト)
現実社会では、どれもそれぞれ「職業」として成立しています。何年も経験を積み、これで生計を立てている人も多い。
それを一人でこなそうというのですから、短期間でどうにかなるわけもなく。
見通しが甘かったなぁ。と痛感しています。

Lukia
遠目には単なる「山」ですが、登ってみれば木の根だの、岩だのがあって、獣や虫が住んでいるような大変な場所なんです。
先達こそあらまほしきものなれ。
(物事を知り、導いてくれる人はあってほしいものだ。)
などと「徒然草」の兼好法師が言っていますが、
私もブログに関しては、何度もそう思いました。
ちょっと検索すると、解決方法を示してくださる先達の記事に遭遇します。
私はこんなにもアワアワしているのに、世の中のブロガーさんたちは、さら~っとやってるように見えるので、本当にすごいなと思います。
このように、思ったよりもブログ運営が大変だったので、

Lukia
と考えを変えました。
運動不足解消のため、「役割」を「職業」にする。
「ブログ運営と勉強と家事に力を入れる」ということは、ほとんどのことが家でまかなえることになります。
買い物や用事がなければ、ほとんど外に出ませんし、
勉強や記事執筆作業に集中してしまうと、イスに座りっぱなしになってしまいます。
若いうちは、ある意味不健康な生活スタイルもどうにややりすごせたのでしょうが、
最近は、お医者さんに若干心配をかけている状態です。
そこで、2018年10月の数学検定が終わってから、生活スタイルの改善を少しまじめに考えました。
最大の問題は、「何しろ動かない、運動不足」ということです。
これを解決するには、ジムに通うとか、外で働くというような強制力がある行動を取り入れるのが一番いいのでしょうが、
「ブログ運営と勉強と家事に力を入れる」と決心してしまった以上、それらの解決法を取り入れることはできません。
現状の立場は変えられませんが、現状に対する「意識」なら変えられます。
「逃げるは恥だが役に立つ」のみくりちゃんが、「(金銭的)報酬のともなわない主婦業は職業といえるのか・・・」なんてひとりごちているのを、「わかる~!」と思っていた私ですが、
でも、「働く」を「傍・楽」と考えると、「ほかの人が楽にすごせるようにする行為」が「はたらく」であり、
そういう意味では、主婦(主夫)業も、家庭を、広くは社会を支える立派な職業のひとつであるといえます。
(主婦業や家事については、いろいろと思うところがあるので、また別の記事にあらためたいと思います。)
「主婦業」を横文字に置き換えてみる。
昨今は、「スーパー家政婦」が取り上げられるなど、家事能力も重要視されるようになってきました。
「スーパー家政婦」さんともなると、すごすぎるので、主婦業とか家事の延長上に考えるのは失礼だと思いますが、
それでも、家事そのものは、時間・化学的知識・鋭敏な経済感覚・ホスピタリティが要求される結構大変な仕事です。
家庭を運営し、広くは社会を支える。という意味では、「主婦」は、「役割」というよりは、「職業」のひとつとみなしていいものであり、家事能力がなければ、家庭はあっさりと崩壊します。
今の私は、家事能力を高めれば、家庭内のパワーバランスを掌握できるといっても過言ではないと思っています。
この仕事や能力を軽視してきた日本社会ってどうなの?とも思います。
とはいえ、これまでの人生で受けてきた「主婦」という役割に対するイメージがあまりいいものではないので、
「ハウスキーパー」と言い換えてみました。すると、なんとなく「職業」感が出てきました。
これをきっかけに、ひとりの私が、「ハウスキーパー」と「クライアント」に分割されました。
ハウスキーパーとして「自宅」に「出勤」する。

奥さん

Lukia

奥さん

Lukia

奥さん
でも、往復で1時間も歩くのよ?いい運動になるでしょ?

Lukia

奥さん
家事さえこなしてくれれば、うちのパソコンや勉強道具を自由に使ってくれてかまわないわ。

Lukia
こうして私は、「ハウスキーパー」として、片道徒歩30分の「自宅」に「通勤」することになりました。
朝夕30分の「散歩」と考えるとサボりがちですが、「通勤」だとかなり強制力がありますよね。
ペルソナを分割したことで気持ちにも変化が。
丸投げの奥さんは、実際には私自身なのですが、自分を含め、家族が「ハウスキーパー」に依頼している。と考えると、家事に取り組むまでの時間や気持ちに変化が出てきました。
「ハウスキーパー」のときは、「仕事」なので、取り組まねばなりません。
一方「丸投げの奥さん」のときは、ちょっと「ハウスキーパー」さんに見栄を張りたければ、少し家事をこなしたりします。
洗濯は、「丸投げの奥さん」がやっています。(笑)
「ハウスキーパー」として出勤・退勤しなければならないので、身支度をする必要もあります。
世の中には、制服のある職業もありますから、
ミッションをこなしやすい服を制服代わりにすることにしました。
家事を仕事ととらえたことで、家族に対する気持ちも変化があらわれました。
これまでは、せっかくきれいにしても、何の気なしに汚したり散らかしたりする家族に内心腹を立てていました。
家庭をチームとすれば、家族はそれぞれがメンバーです。
家庭を運営していくのに、互いに協力しなければならないのに、その意識が薄いメンバーがいると、不公平感が生まれます。
しかし、「ハウスキーパー」として家事を行う。と考えると、家族はクライアントのひとりということになります。
これまでもこれからも家事をメインに行うのが私であることには変わりがないのですが、
ペルソナを分割したことで、(クライアントに腹を立てても仕方ないな。)と思えるような、気持ちに余裕が生まれました。
「通勤」時に新たな発見。
これまでの人生で、午前9時ごろに「通勤」したことがなかったので、新たな発見をしたり、刺激を受けたりしています。
ほとんどのお店が午前10時開店ですが、開店前に窓ガラスや自動ドアなどを磨いて、きれいにしていることを知りました。
いつもは用事を済ませるためにお店を訪れるだけなので、ガラスのことなど気にも留めませんでしたが、
手垢やくもりがついていないきれいなガラスで、お客さんを迎えたい。という気持ちは素晴らしいなと思いました。

Lukia
と思いました。
自律の難しさ。
「通勤」によって運動時間を確保し、「仕事」として「家事」への億劫さを減らす。というのは、
近年まれにみるグッドアイデアだと思いますが、
一方で、「自律」の難しさも感じています。
単に自分の中で、自分の生活の「設定・シチュエーション」を変えただけなので、
傍目には変化はなく、強制力もありません。
ちなみに、現在かかえている問題は、以下の2点です。
- パソコンでブログの記事を書き始めると、途中で止められないこと。
- 雨の日の「出勤・退勤」がおっくうになること。
この記事も、「出勤」時間を大幅に無視して書き続けていますが、
パソコンによる作業は、なかなか中断しにくいものです。
対策としては、
- 「出勤」前は、家事とPCを使わない作業(ブログの下書き・数学の勉強など)に限定する。
- PCを起動させても、定時にシャットダウンされるように設定する。
- 一日の大まかなタイムテーブルを作成する。
などがあり、さっそくそれぞれやっていますが、時間の見積もりを誤ることがあります。
また、天気が悪いと、それだけで気持ちがおっくうになりがちです。

Lukia
なんせ、自律によるものですから、さすがに土砂降りの日までマイルールを守る必要はないと思いますが、
小雨程度なら、楽しんで「通勤」できるアイテム(雨具)を取り入れるのもよいかと思っています。
自由には責任がともなう。
幸いなことに、いろんな意味でマイペースに生きてくることができました。
しかし、マイペースに生きる。ということは、ある程度の自律心がなければ、どんどん自堕落なほうに流れていってしまう。という危険性もはらんでいます。
今回も、いいアイデアながら、実行・実践し続けることの難しさを感じています。
とはいえ、せっかく浮かんだアイデアですし、ちょっとずつ工夫や改善をしながら、続けていこうと思います。
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