数学検定準1級「計算技能検定」の対策(その1)

2018年6月12日数学検定準1級数学, 数学検定, 数検準1級

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2018年7月22日実施の
第322回「実用数学技能検定(以下数検)」の受検に向け、受検勉強で用いる本をお伝えします。

なお、これは私の対策の例であって、唯一の方法ではないことを御理解ください。

とにかく、過去問を手に入れよう。


どんな試験や検定でも、過去問なしに対策することは不可能です。

たとえば大学受験だと、センター試験と二次試験ではそもそも形式が違うし、傾向も異なります。
さらに二次試験では、大学ごとで出題傾向が異なります。
教科書内容をおさえておくことは前提条件ですが、では、教科書や参考書だけで完全な対策を立てられるか。というと、経験上そうとは思えません。

数学検定も同様で、数学を扱っている点では、高校や大学受験と変わりませんが、その出題内容は高校受験や大学受験のそれとは異なります。

また、直前まで過去問をやらないでいる人がありますが、これももったいないことです。
入手できた過去問の回数が少ないと、どうしても直前までとっておきたくなるのはわかります。
しかし、受験も受検も、問題に新鮮味を感じる必要はないのです。

うちのめされるなら、早くにうちのめされたほうがいい。
そうすれば、どう対策を講じればいいか考える時間的余裕もあります。
試験の直前でショックを味わう方がよっぽど精神衛生上よろしくありません。

出来不出来を問わず過去問を解くことで、まずは試験そのものの雰囲気(傾向)や自身の解くペースをつかむことが必要です。
そうすれば、勉強の仕方にも自然と変化が現れます。

同じ問題を何度も繰り返すのは、あまり意味がないと思う人もいるでしょうが、その試験に合わせて、自分をカスタマイズしていくのにこれ以上の方法はないのです。

基礎的な事項ができておらず、メンタルが弱い人は、まずは、基礎力向上に励みましょう。
勉強が進み、ある程度自信がついてきた人は、早く過去問に取り組むべきです。

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単行本: 175ページ
出版社: 日本数学検定協会; 第2版 (2015/7/18)
ISBN-10: 4901647520
ISBN-13: 978-4901647526
発売日: 2015/7/18

この問題集には、8回分の過去問と、解答・解説が載っています。

私がもっているのは、第2版です。
試験は、傾向や難易度が変化することがあります。できるだけ、新しい情報が載っているほうがよいので、
もし改訂新版が出ていれば、できるだけ新しいものを購入されることをおすすめします。

数検では、現在の高校数学において範囲外となっている「行列」も出題されています。
(このあたりからも、いかに数検が独自性を打ち出そうとするしているかがわかると思います。)
回によっては、「行列」が解きやすいこともあるので、こういう本を通じて勉強しておくとよいと思います。

私の使い方(1次:「計算技能検定」分野)

私は、高校数学をⅢまでやっていたので、「計算技能検定」(以下「計算」分野)は、さほど問題はありませんでした。

後で紹介する『カルキュール』もやるつもりだったので、以下の方法で「不安な」問題だけをドリル化することにしました。

「計算」分野全8回分を解いて答え合わせをする。

効率よく勉強するためには、過去問から出題傾向を探るとともに、
その出題内容のどれができて、どれができないかを明らかにする必要があります。

2次対策に時間を使いたかったので、
まずは、いきなり全8回分の「計算」分野を解いていきました。

また、問題を解く際に、時間がかかったり、(正解だろうが)自信がない問題には印をつけておきました。

「不安な」問題をあぶりだす。

「計算」分野の問題をひととおり解いて、答え合わせをし、以下の3点に該当したものをピックアップしました。

  1. 間違っていた問題
  2. 解けなかった問題
  3. 正解であったが、解く際に自信がなかった問題

1.と2.については、ピックアップするのは当然ですよね。
また、3.は、60分で7問解くことを考えたら、少しでもスピーディに問題をこなす必要があります。
自信がないと、どうしても手が止まりがちになりますので、3.の問題こそピックアップして、対策を施すべきです。

トライ&チェックを繰り返して厳選する。

いったんピックアップした問題を、再度解いてみます。再び解いたときの手ごたえや印象から、さらに問題を厳選していきます。

ドリル化する。

厳選された問題は、スキャナーやパソコン、プリンターなどを使って、A4サイズの問題プリント、いわば自分専用のドリルに編集しました。

自分の弱いところだけを効率よく勉強する。

勉強は、「できるところ」もやっていたら、いつまでも終わりません。
2回ぐらいやっても間違いがないようならば、もうやらないと決断してしまうのも、勉強を効率よくすすめる一つの方法です。
また、何度やってもできない問題も、捨てるべきですね。

「試験」というのは、非日常的なものです。
環境や、周囲の人の雰囲気、本人のその試験に対する意気込みなどが過剰なプレッシャーとなることもあります。
そういうちょっと「異常な精神状態」におかれても、少しでも早く落ち着いて、少しでも多くの問題を解くことが求められます。そしてその心の支えとなるのは、間違いなく普段の勉強です。

普段の勉強は、単にできない問題をできるようにする。ということではなく、
異常な精神状態に置かれても早く平常心を取り戻し、素早い判断をするためにあると考えたほうがいいです。

1次の計算技能検定に、手応えがあれば、2次も希望を持って明るく取り組めますよね。
計算の問題ならば、数学検定協会発行以外の問題集にもたくさん載っています。なるべくたくさん解いて、パターンを習得しておきましょう。

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Posted by Lukia_74