持続可能なしくみとなるために【エネオスカーシェアリング体験記】

昨年、自家用車を手放したので、遠出するためにカーシェアリングを利用してみることにしました。
我が家の周辺では、タイムズとエネオスのカーシェアリングが利用できるのですが、
まずは、エネオスのカーシェアリングを利用してみることにしました。
入会から実際に使ってみての感想を書いてみようと思います。
給油マナーの徹底を!
これは、利用者側の公共マナーの問題だと思うのですが、
「メーターが半分以下になっていたら、給油して返却してください。」というステッカーが貼られ、
給油カードも設置してあるのに、
使用開始時点の燃料メーターが半分どころか、だいぶん切った状態だったのは残念なことでした。
結局利用時間中、2回給油をしました。
考えてみると、買い物などのちょい乗りで利用する人は、お金と利用時間の勝負ですから、
給油する時間がもったいないと感じてしまうか、自分が使ったガソリンの量なんて少しだから、次の人が入れてくれるだろうと、他人に任せたくなってしまうのかもしれません。
給油カードで、給油時間が把握できるでしょうから、その時間(15分程度)はカウントしません。というルールを設定するとか、仮にもうすでに設定してあるなら、ステッカーなどに追記して、そのルールを周知させる必要があると思います。
また、あらゆるデータや記録が管理できているのですから、
利用者が利用開始時に燃料が半分以下になっていることをアプリを通じて報告したら、
直前の利用者に、アプリを通じて、「次回からは給油してから返却するよう」お願いすることもできそうです。
伝え方によっては、利用をやめてしまう人も出てくるかと思いますが、
ある意味、公共物の利用なので、一定のルールを守れない人が排除されていくのは仕方のないことだろうと思います。
給油や洗車など、車のメンテナンスにかかわることには、
time is money という発想は適用されない仕組みづくりが必要になってくると思います。
動画マニュアルの充実を!
返却手続きの際、アプリではうまくいかず、フリーダイヤルにかけて、代わりの方法を教えてもらいました。
まだまだカーシェアリング自体が発展途上のシステムだからなのかもしれませんが、
メールやアプリでは、「かゆいところに手が届かない」状態です。
メールでは、利用時間が近づいていることや、車を利用する際守ってもらいたいこと、(禁止事項含む)は送られてきましたが、
解錠方法や、キーの位置、返却手続きなど、実車のそばにいるときのことはほとんどわかりませんでした。
解錠方法については、アプリ内のメッセージ機能に、アプリ画面のスクリーンショットと手順が送られてきていましたが、
返却時のそれらはなかったように思います。
公式サイトには、動画マニュアルなどもあるようですが、
せっかくアプリがあるなら、アプリですべてまかなえるようにしてほしいです。
車に乗っているとき、文字によるマニュアルなんて、危ないばかりで全く役に立ちません。
ビギナーが困ることの多くはFAQに書いてあるものですが、
車に関連した困りごとなので、文字のFAQにゆったりアクセスできるようなトラブルが発生する可能性はそう高くはありません。
段階に応じた動画マニュアルを作成し、
その通知をアプリで行う。
アプリに触れる回数を増やすことで、利用者がアプリやカーシェアリングというシステムそのものに習熟していく。
スタンプラリー的な要素を含めれば、フリーダイヤルのオペレーターの手をわずらわせる回数も減りそうな気がします。
とにかく、アプリがあればなんとかなる!という感覚をユーザーに持たせることができれば、
もっと利用者が増えそうなのになぁ。と思います。
思いがけず長編の体験記になってしまった
見出しの通り、思いがけず、4回にわたる長編の体験記になってしまいました。

Lukia
普段は自転車でうろちょろできる範囲で生活している私ですが、
それでも時には車があったほうが便利だなと思うイベントもあります。
そんなとき、清潔・整備済みの車が比較的気軽・手軽に利用させてもらえるカーシェアリングは、便利なしくみだなと思いました。
今後は、ある意味公共物であるカーシェアリングについての利用者のマナー向上と、より使いやすいしくみづくりに期待するとともに、また自分もその一翼を担えたらなと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません