Evernote(エバーノート)、今日から無料プランにダウングレードします。
Evernote(エバーノート)の有料プランを長年使ってきましたが、満期となった本日を機に、ひとまず無料プランにダウングレードすることにしました。生活スタイルの変化により、Evernote(エバーノート)の使用頻度が下がったためです。
以前は、クラウドサービスの先駆けだったEvernote(エバーノート)ですが、同様のサービスが台頭してきたことで、わざわざEvernote(エバーノート)じゃなくても。ということが増えてきました。
Evernote(エバーノート)とは?
Wikipediaによると、
Evernote(エバーノート)は、ノートを取るように情報を蓄積するソフトウェアないしウェブサービスである。パソコンやスマートフォン向けの個人用ドキュメント管理システムともいえる。開発・提供の会社はEvernote Corporationである。競合するソフトとしては、Microsoft OneNote、Google Keep、Simplenoteなどがある。
とのことです。
アイコンは、緑の背景に右を向いた象の頭が描かれています。
アイコンに象を使う理由は、「象はいつまでも覚えている」からだそうです。

Lukia
(^◇^;)

日本語版初期からのユーザーでした。
Evernote(エバーノート)に出会ったのは、富士通のスキャナー、Scan Snap(スキャンスナップ)を買ったときでした。一年間無料で有料プランを使うことができたのです。
Wikipediaによれば、日本語版サービスの開始が2010年3月、
購入履歴より、スキャナーを買ったのが2010年5月とわかりましたので、まさに初期からのユーザーということになりますね。
初めは、使い方もよくわからなかったのですが、スキャナーで読み取った画像が保存できたり、インターネット上で「これは♪」と思う記事をまるごと保存できたり(クリップといいます)することがわかり、どんどん使うようになりました。
一時は、スキャンするものが多すぎて、ほぼ月初めにアップロード容量(当時は1GBぐらい)を使い切ってしまい、

Lukia
と途方に暮れるほどでした。
来月まで待ってられない。という場合は、追加容量を買ったりしたものです。(なつかしい…。)
Evernote(エバーノート)、ここがすごい!
Evernote(エバーノート)のすごいところは、
ファイルの形式を問わずに簡単に保存してくれることです。
写真や画像、音楽、Office文書、PDF、htmlなど。
それならば、パソコンが同様の機能を持っているといえますが、ひとつのソフトで、これらすべてを管理し、プレビューできる。というのは、かなり画期的でした。
また、「同期」機能が備わっていることで、デバイスや場所、インターネット環境を問わなくなったのはありがたかったですね。
たとえば、自宅のパソコンで作成した文書をEvernote(エバーノート)に保存しておけば、
外出先で、Evernote(エバーノート)アプリか、ブラウザを使って、ファイルを見ることができました。とにかくインターネットができる環境にあればよかったので、物理的な制約を受けなくなりました。
物理的な制約どころか、インターネット環境の有無まで超えたのが、「オフライン」機能です。よく使うファイルをデバイスにダウンロードしておけば、インターネットを使わずにファイルを見ることができます。
外出先で暇になる時間が長いとわかっている日は、自宅でノートブック(ウィンドウズでいうところのフォルダ)をオフライン同期しておいて、外出先でそれらをゆっくり見る。なんて使い方をしていました。
このように、以前の私は、Evernote(エバーノート)なしには日々過ごせない。というような状態でした。
パソコンを壊して気づいたこと。
私の生活において、パソコンは必要不可欠のものなので、結構いいスペックのパソコンを買っていたのですが、ある日不注意から壊してしまいました。
急場しのぎで、スティックパソコンなるものを買ったのですが、(実は、今も使っている)パソコンのサブ・サブ・サブマシンぐらいの位置付けなので、容量が少ないのです。
いっぽう、私のEvernote(エバーノート)の中身は膨大でした。(なんせ、ヘビーユーザーでしたからね。)
スティックパソコンに、Evernote(エバーノート)アプリをインストールしたまではよかったのですが、同期の途中で止まってしまうというトラブルにみまわれました。
パソコンの場合、Evernote(エバーノート)内のノート(ファイル)は、ハードディスクに収められていたのです。
だから、素早くアクセスできていたんですね。
パソコンがない生活だけでも不便なのに、すぐに使えないなんて!!
このショックが、Evernote(エバーノート)の使い方を見直すきっかけになりました。
使い方を振り分ける。
ただでさえ、パソコンがなくて不便な生活をしていたところに、パソコンを使えるようにするために、Evernote(エバーノート)内の「断捨離(だんしゃり)」をするというタスクまで増えて、相当なストレスがかかったことを覚えています。
具体的にどうやったかは、もう覚えていないのですが、何しろ、有料プランの利用歴も長かったし、ひとまず、なんでもEvernote(エバーノート)に放り込んでおいて、あとで取捨選択しよう。という考えでしたので、1万以上のノート(ファイル)があったように思います。
すごく便利だったEvernote(エバーノート)ですが、ほかにも同様のサービスがあったり、私自身のファイルの扱い方にも変化が出てきていたので、将来的にはEvernote(エバーノート)の無料プランでまかなえるよう、ファイルの保存や管理を他のサービスに振り分けていこうと考えるようになりました。
保存機能をGoogle Drive(グーグルドライブ)に。
私のイメージでは、インターネット上にあるハードディスクや、SDカードなどの保存ディスクのようなものです。
何がきっかけだったか覚えていませんが、無料で結構な容量を使わせてもらえるようになっていたので、まずは、ファイルのほとんどをこちらにお引越しさせるようにしました。
ま、「インターネット上の保存ディスク」なのですから、当然なのですが、Evernote(エバーノート)のようなプレビュー機能や、簡単に文字や写真を挿入してノートを作成する。というような機能がないのは残念ですね。
とはいえ、ひと手間かければそれらしい機能につながれますので、今のところ、不満なく使っています。
情報クリップ機能をfeedly・はてなブックマークに。
Evernote(エバーノート)には、クリップ機能というのがあります。たとえば、ブログやニュース記事など、「これは保存して、後から読みたい!」と思った場合、ページをクリップすれば、Evernote(エバーノート)に保存され、後から読むことができます。
しかし、情報が古くなっていたり、記事の体裁が崩れていて読みにくかったり。そもそも、「後で♪」って言って、読んだためしは数えるほどしかありません。(笑)

Lukia
情報は「旬」そのものであり、最近は情報が刷新されるスパンも短くなっているので、取り置きして後で読むころには、古くて使えなくなっています。
「徒然草」の吉田兼好ではありませんが、
本当に自分の役に立つ情報だと思えば、読んだ直後に実践し、次の刷新を待つべきなんですね。
Evernote(エバーノート)になんでもクリップしておけることが、結果的に私を甘やかしていたので、その後一切、Evernote(エバーノート)にクリップすることをやめました。代わりに、feedlyやはてなブックマークに自分が定期購読したいブログや、キーワードを登録し、できるだけすぐに情報にアクセスするようにしました。なお、どちらにも「後で読む」機能がついているので、パーマリンクが変更されていない限りは、読み返せます。
性格なのか、いくら自分がいいと思った情報でも、数が増えるとストレスになるようなので、不定期にブックマークの整理をしています。
プランを比較してみる。
あれほどガツガツ使っていたEvernote(エバーノート)ですが、最近はひと月に1、2回ぐらいしか使わなくなってきました。すごく便利なソフトですが、生活スタイルが変わると、ソフトに求めるものも変わってくるようです。
![]() ベーシック(無料) | ![]() プレミアム 5,200円/年 | ||
60MBの月間アップロード容量 | 10GBの月間アップロード容量 | ||
2台の端末にデータを同期 | お使いの全端末にデータを同期 | ||
Webページ、画像、PDFをクリップ保存 | |||
画像に含まれる文字を検索 | |||
友人や同僚とノートを共有 | |||
モバイル版アプリにロックを追加 | |||
サポートはセルフサービス | サポートの優先対応 | ||
ノートをオフラインで使用(デスクトップ版のみ) | ノートをオフラインで使用 | ||
メールをEvernoteに転送 | |||
PDFやOffice文書のファイル内を検索 | |||
PDFに注釈を挿入 | |||
ノートをプレゼンテーションに即変換 | |||
名刺をスキャンしてデジタル化 |
こうして比べてみると、今の私に影響があるのは、
同期できる端末の数が2台になることぐらいでしょうか。
ファイルを共有する人も、デジタル化する名刺もないので、
プレミアムでいても、もったいない状態であるといえます。
機能をカスタムセレクトできればなぁ。
機能を比較したことで、今の私とEvernote(エバーノート)とのミスマッチがさらに明確になってしまいました。

Lukia
8年ぐらいは使ってきているので、Evernote(エバーノート)なしでやっていけるのか。というと、不安もあります。
プレミアムとベーシックの間にもう一つプランがあればいいんですけどね。か、欲しい機能をカスタムセレクトして、それに応じて値段がちょっと変わってくる。とか。

Lukia
私、今日から「無料プラン」に戻ります。
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