100円でできる親孝行?(その1)

2018年8月8日※ 意見には個人差があります。, ノート術, 日々雑感100円ショップ, ノート術

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そろそろ、お盆休みの時期ですね。
中学生・高校生の方の「親」の世代は、40代~50代ですが、
子供が40代ですと、親の世代は60~70代以上になります。

こういうシニア世代にもデジタルデバイスは浸透していますが、
帰省のたんびに、簡単なことや何度も同じことを聞かれて、若干イラっとすることも。

私は、数年前から、こういうプチイラっとを100円で解消しています。

現在イラっとしている方は、御参考までに。
また、中高生の方は、将来イラッとするかもしれませんので、
これまた御参考までに。(笑)

いつのまにか、デジタルデバイス担当に。

私自身は、小さいころから文字を読むのに苦労しなかったので、
家電などのマニュアルを読むのも苦ではなく、
本能的とか感覚的に機械を操作してきました。
(まぁ、こういう操作ができるのは、メーカー側のくふうの賜物なのですが)

また、いったんハマると、比較的短期間にドドッと知識を深めるタイプなので、
数か月後には、なんとなく人に教えていたりします。(笑)

パソコンも、Windows95(うわ~、なつかしい!)が出て間もなくのころに買い、
なんだかんだと買い替えてきました。
その間に、両親や、結婚してからは義両親にパソコンの設定を頼まれたり、
ソフト上の不具合があれば、少し設定を直したりしてきました。

また、携帯を両親、義両親に導入させたのも私です。

導入後の不具合解消や、買い替え・初期設定時にも、絡んでいたため、
私は、パソコンや携帯に詳しい人。という位置づけになってしまい、
両親・義両親は、私の顔をみれば、パソコンや携帯のことを聞くようになってしまいました。

これは、私が両親や義両親に、「いつでもなんとかしてくれる」という学習をさせてしまったともいえます。

「身内を気軽な存在」と学習させてはいけない。

身近に詳しい人がいれば、安心して一歩踏み出せるのはわかるのですが、
その後、依存心が育たないように注意する必要があります。

「自分が困ったらいつでも助けてくれる、なんとかしてくれる。」と
間違った学習をさせてしまうと、
自分の時間を食いつぶされるおそれが生じます。(実際、生じました)

「そんぐらい、なんとかしてやれよ。」と思う方もいらっしゃるでしょうが、
これは肉親ならではの難しい問題です。

親の側からすると、頼りたくなる気持ちもわかります。

パソコンや携帯なんて、難しそうな上、どこをどういじったらこういうエラーが出てしまったのかもわからない。

昔のパソコンや携帯には、分厚いマニュアル本が何冊もくっついてきていました。
そのため、現在生じているエラーは、どのマニュアルを読めば解消されるのかがわかりません。
(実際には、「故障?と思ったら」なんて見出しがあるのですが)
マニュアルをパラパラとめくってみても、文字は小さく、難しそうなカタカナ言葉の羅列ばかりで、読む前から気力が削がれてしまうのです。
また、ひどい場合はマニュアルをパソコンが入っていた箱にしまいこんでしまい、まず箱を出してくるのが億劫なんてこともあるのです。

そうなると、次に頼るべきは、カスタマーサポートへの電話ということになるわけですが、
パソコンや携帯のカスタマーサポートは、開始時間や終了時間があり、
無料サポート期間も限られています。
また、かけてもなかなかつながらないこともありますよね。

かけてもすぐには問題が解決されないところに加えて、
かけたはいいが、「それはマニュアル〇冊目の☆ページに載っています。」と言われたらどうしよう。

まだまだ、見ず知らずの他人に手間を取らせることを億劫がる世代ですので、
そうなると、身近な(気軽な)身内に意識が向くわけです。

そこへいくと、娘・息子の妻。ということならば、
わりとすぐにつながり、困ったようすを醸し出せばわりと時間をおかずに来てくれて、なんとかしてくれます。
時間を拘束したお礼は、夫婦に晩御飯を食べさせてチャラにすればいっか。
思いがけず、若い夫婦と賑やかな食卓が囲めるメリットまで生じるのです。

しかし、私はモヤモヤです。

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黒Lukia

いやいや、私にだってやりたいこと・やらなければならないことがあったのに。
晩御飯ぐらいでチャラにされても。

またある時は、パソコンのエラーを解消してほしいと呼び出されたものの、
私に丸投げして「用事を済ませてくる」と外出されてしまったことがあり、それはさすがにムキ~~~!っとなりました。

私のパソコンのエラーじゃないのに、なんで私のやりたいことを中断して、
方や、不具合を生じさせた本人が外出していくのか。
いても役に立たないから。という理屈なのでしょうが、なんとも納得のいかない一件でした。

今は、物理的に遠く離れているのですが、いよいよ無料カスタマーサポートのように、電話で問題解決しようとしてきます。
ジャパネットたかたやメーカーのサポートセンターは、同じ品物が手元にあるので、それを見ながら、操作しながら問題解決することができますが、
そもそも、私と両親の持っているパソコンやスマホはメーカーが異なるので、遠隔で同時に操作しながらの不具合解決はできず、最初からハードルは高いわけです。

そのうえ、こっちは再受験勉強を通じて、理屈っぽい頭になっているのに対し、
親の話し方は、漠然としていたり、冗長だったりするので、ついついイライラした口調になりがちです。

こうしてみると、「身内に気軽に問題解決を頼む」のは、どちらにとってもよいことではありませんね。

こうしてやりかけたことを中断して、長時間拘束されたうえに、
解決できても、できなくても、最後には「やっぱり年寄りなのに、新しい物に手を出したから・・・」などと卑屈な言葉を聞かされ、
モヤモヤした気分にさせられて電話を切ることになります。(午前中なんかにかかってきたら、一日が台無しです)

卑屈な言い訳して、慰められたいのか?
言い訳する前に、ググったか?(たいていのことは載っている)
勉強したか?

これらを行うのは、本来カスタマーサポートの仕事です。
言い訳を聞き、慰め、本当はマニュアルに載っているけど丁寧に教えて、お金をもらっている人がいるのです。

それなのに、お金の発生しない感情労働させられるってどういうことだよッ!

デジタルデバイドが与える影響

倫理の問題で、情報デバイド・デジタルデバイドという言葉が出ていました。
デバイドとは「格差」のことです。

有益な情報にアクセスできる人は利益を得ることができますが、
情報にアクセスできない人は、一方的に損をこうむることになります。

また、情報の収集・獲得は、デジタルデバイスを通じて行われることが多く、
要するに、機械に疎い人は、損をする時代になってきているわけです。

利益や損失というと、お金がらみのようですが、
昨今では、災害時の情報獲得や、救助要請の発信などに、スマホが重宝するようになってきました。
先日の広島・岡山の豪雨災害のとき、高齢者こそスマホを持たせたいと思いました。
(携帯ではやっぱり限界があると思います。)

単純に考えると、このデジタルデバイドで損失を被ると想定されているのは、高齢者ですね。
高齢者のほとんどが、パソコンやスマホ、常時接続できるようなインターネット環境は、若い人のものであって、自分たちには関係がないとか、不要なものと思っています。

新しいものに好奇心をもって挑まない。というのが精神的老化の特徴のひとつと言われますが、
否応なく、デジタルデバイドの世の中に取り込まれているのに、そのことに気づかず、昔ながらの考えに固執していると、結果割を食うのは高齢者です。

まぁ当の本人だけが損をこうむるなら、「自業自得」ともいえますが、
そうとも言えない時代になってきています。

先日、心理学者の植木理恵さんが、オレオレ詐欺や投資詐欺などの被害者と、その家族にはうつ病の罹患率が高い。と言っていました。
被害の当事者は、自責の念から発病するのだろうとは簡単に想像できますが、
家族は、「なぜ自分が止められなかったのか。」などと、これまた詐欺被害から守れなかった自責の念より発病してしまうとのことでした。

こうしてみると、「デジタルデバイド」という言葉が言われ始めたころは、単純に高齢者などを情報弱者として想定していたと思われますが、
実際には、「格差」によって生じた損失が家族にまで影響を及ぼしているわけですから、自衛手段としての「格差」解消は必要でしょう。

年長者には情報にも対価が生じるという感覚がない。

私自身の話に戻りますが、自分の両親、または夫の両親とのやり取りを通じて、思い至ったことがあります。
それは、四人ともが「私から得られる情報はタダだと思っている」ことです。

みんな、私がそれほど時間もお金もかけずに、パソコンやスマホなどの知識を得たと思っています。

実際には、私も自身が興味・関心を持ったときや、自分のパソコンやスマホに不具合が生じたとき、
時間やお金(ネット代や本代など)を使って解決したり、知識を得てきたのです。

考えてみると、これに近いことをカスタマーサポートでやっています。
当然、雇われているわけですからお金が発生しますし、仕事ですから、感情労働によるストレスも報酬に含まれています。

これは、以前ヤフー知恵袋の数学カテゴリに匿名で質問する人に物申した記事でも書いたことですが、
情報や知識・スキルは、時間やお金、本人の努力などのコストがかかっています。

それらを、身内だから。という理由で、自分の好きな時に、好きなように消費するのは間違っています。

まぁ、いまだガツンと物申したことはありませんが、
自らの精神を安定させるため、帰省時ごとにプリントアウトする荷物のチェックリストには、以下の2点を書いています。

  1. 持っているスキルや情報は、相手が1500円出しても欲しいものでなければ、提供しない。(結局ムダになる)
  2. 中古品は、相手が1000円出しても欲しいと思うものでなければ、あげない。

1. の「1500円」は、パソコン教室や家庭教師などの時給などから設定しました。
実際カスタマーサポートの時給や一回のサポート料金などもこのぐらいだと思います。
情報やスキルは1000円では安いですが、プロではないので2000円以上は高すぎます。
私に実際にお金を払うとして、リアルで少しお財布が痛みそうな微妙な価格設定にしました。

2. これは、自分の家を片付けまくっていたとき、母が私の不用品をほしがったことがあり、
そのときに考えついたものです。中古品だけど、1000円と値札がついていても買うかどうか。
お金を払うということは、その後自分がなんらかの形で活用するものを手に入れるということです。
我が家の不用品が、実家の不用品になったのでは、片付けた意味がありません。

まぁ、そう思われてしまった以上は仕方ないので。

さて、あれこれと我が家の問題点を書き出してきましたが、
私自身が、生まれつき、いろんな人を「教えたり導いたり(甘やかしたり)する」タイプなので、
私自身が蒔いた種でもあると思っています。

また、自分が持っている情報・知識・スキルはまだまだたいしたことない。と思っていたことも大きな要因です。
案外、私と同等か、それ以下の知識で商売をしている人もいます。
私は私で、もうちょっと自分を買いかぶる訓練が必要ですね。

そんなわけで、私自身にも問題があるわけですから、今さら、放り投げて親にショックを与えるのも酷な気もしますし、

親もさるもの。(笑)

高齢者ならではの都合よく忘れる。という高等手段を駆使することで、なんとか問題解決をしようとするでしょうから、
こちらが不具合につきあうペースをコントロールすることぐらいしか、打開策はなさそうです。

具体的な「打開策」については、記事を改めようと思います。

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