100円でできる親孝行?(その2)

2018年8月8日ノート術, 日々雑感

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帰省のたんびに、高齢の両親にパソコンやスマホの操作について何度も同じことを聞かれて辟易したことはありませんか。

100円のノートで、これらを解消する方法を提案してみます。

ちなみに、私のイラッとした歴史は、前回の記事で触れています。
100円でできる親孝行?(その1)

あんまり新しい問題は起こらない。

振り返ってみると、両親が聞いてくることは、ほとんど同じことです。
「あれっ、それ、前回の帰省のとき、解決したはずなんだけど・・・」とか、
「それ、ちょっと前にも電話してたじゃん!」などなど。

親の側としても、「何度も同じことを聞いて!」と娘や息子の妻にイラッとされるのは不本意でしょうから、
私の「分身」をそれぞれの両親の手元に置いておくことを思いつきました。

私の「分身」は、百円ショップのノート(メモ帳)です。

「ノート」は怒りませんので、何度でも同じことを「聞け」ます。

家庭内マニュアルという発想。

記事の出典などは忘れてしまい、今さら探せないのですが、

家庭内のマニュアルを作っておくことで、非常時に備えるとのことでした。

家庭内の非常時とは、家事を切り盛りする人(主に主婦)が、病気やケガで入院したり、
長期出張などで不在になった場合を指します。

家族に人気のあるレシピ、掃除や洗濯の仕方、緊急時の連絡先など
その人が欠けることで立ち行かなくなる家庭の運営も、マニュアルがあれば、満足ではないもののそれなりに補えるという趣旨でした。

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Lukia

たしかに。主婦がいつも元気で家にいるとは限らない。

この記事を読んで、我が家ではひとまず料理のレシピをノートにまとめることにしました。
やっぱり家庭の味は、市販のレシピを参考にしても再現しにくいでしょうからね。
プロのレシピであっても、調味料のメーカーや、量が違うとなんだかなぁ。という味になることがあるので、
再現性を高めるには、やはり作っている本人が詳細なレシピを残すよりほかはありません。

親は、ハイエンドユーザーではないので、自分で調べて自分で解決することは難しいのとともに、
使う機能も限られているので、問題が起こるとすれば、内容は同じものであることがほとんどです。

振り返ってみると、問題が起こったとき、私が操作して直してしまったり、
電話で教えながら解決したとしても、ノートなどに書き留めていなかったりして、
再現性に欠けていました。

都合よく忘れたふりをして聞いたとしても、その実本人もちょっと前に同じことを聞いたのは覚えているわけですし、
また時を経ずに同じ問題が生じる可能性があります。

「マニュアル」を作成しておけば、こちらも「それは前回聞かれて、マニュアル作っておいた。」と言えますし、
(それを見てもまだわからなければ、聞いてくる余地は残しておく)
親の側も、「マニュアル」を見ながらなら、自分で解決できることもあるんだ。と自信をつけられます。

それでは、いよいよ、ノートの作り方をご紹介します。

B6か、A6のかわいいノートを準備する。

まず、百円ショップなどに売っている、A6かB6サイズのかわいい表紙のノートを準備します。

かわいい表紙の」ノートだと、まず目立ちます。
親がノートやメモ帳を買うとき、かわいさより実用性を重視するので、
家の中で相当な異質性を醸し出すはずです。

異質性を醸し出しておけば、このノートが大事なノートであることも認識してもらいやすくなります。
また、女性のほとんどは、いくつになってもファンシーなものに心ときめくでしょうから、
そこらへんを刺激すると、マニュアルを読む回数も増えると思います。

サイズに関しては、A6がベスト、B6、A5はベターかなと思います。

B5サイズですと、たくさん書き込めますが、携帯性には欠けますし、
雑誌や新聞などと紛れてしまう可能性もあるので、いざというときに探せなくなります。

小さいと、たとえば貴重品をしまう小さな引き出しに入れておくこともできますし、
持ち運びにも便利です。

「自分の名前+ノート」とデカデカと書く。

表紙のかわいさを損なわない程度に、「御自分の名前+ノート」とタイトルをつけておきます。

こうすると、電話の横に置いたメモ帳のような扱いはできなくなりますよね。
基本、名前が書いてある人しか、ノートには書き込めないことも親と約束しておくとよいと思います。

親は、子供の字で書かれたノートを雑に扱えません。

そのうえ、わざわざ時間をかけて、自分たちだけのマニュアルを作ってくれるのですから、
そのノートの特別感は増すはずです。

ナンバリングしておく。

ここからは、「バレットジャーナル」のアイディアを使っていきます。

ちょっと大変なのですが、各ページの余白部分に数字を書き込んで、「ナンバリング」をしていきます。
ナンバリングが簡単にできるスタンプがあると便利ですね。

 

「マニュアル」である以上、
困ったときに、もくじを検索して、そのページにたどりつける必要があります。

見開き2ページで1事項を書くなど、余裕のあるノートづくりをするので、
見開きの左ページのみ番号を打ってもよいですね。
(右ページが空白になっても、それはそれで開けておきましょう。また書き足すこともあるかもしれませんので)

見開き10ページぐらいをもくじにする。

メモ帳のほとんどが、1冊60枚程度でしょうから、もくじに見開き10ページも使うともったいないような気もしますが、
マニュアル全体が読みやすいよう、大きな文字や、ゆったりした文字の配分などにする必要があるので、
このぐらいの余裕があってよいと思います。

また、もくじをすべて使い切るころには、機種変更などをしている可能性もありますし、
新しい機械にした際に、ノートも新しくしても、100円ならばお財布にも優しいですよね。

タイトルは動詞を書く。

もくじと、ページ部分にタイトルを書き込みますが、
その際、「~する」とか、「~したい」というようなタイトルにしておきます。

たとえば、「天気のウィジェット」と名詞だけ書いておくと、いまひとつイメージが湧きにくいですよね。
どんな「操作」のためのページなのかがわかりにくいからです。

そこで、
「ホーム画面に天気のウィジェットを設置する。」とか、
「ホーム画面に天気のウィジェットを設置したい。」などと書いておけば、
もくじを読めば、自分が今からやりたいことなのかどうかの判断がすぐにできることになります。
もし載っていなかったら、あらためて子供に聞くなり、自分で調べるなりしないといけないことだとわかりますね。

ページ内は簡潔に。ゆったりと。

ページ内には、操作の手順を書いていきます。

せっかくマニュアルを作るのですから、読みやすくなければ意味がありません。
未来の自分の時間を無駄にしないためにも、ていねいなマニュアルづくりが必要となります。

小さいノートですが、大きな字で、ゆったりしたページ遣いを心がけます。
そのため、

1事項に見開き2ページを使い、

手順を書くときも、1操作1行にします。(このときも、文末を動詞にします。)

一行空白行をもうけたり、↓ を書くなどして、わかりやすくしておきます。

特徴的なアイコンなどの図なども簡単に描いたり、
色鉛筆などあれば、塗っておくとさらにわかりやすいですよね。

ノートを運用してみて。

マニュアルを作ることを思い立ち、実際にノートのページ毎にナンバリングまでした状態で帰省すると、
教えてほしいことをあれこれリクエストされ、さっそく書き込みました。

もちろん、ノートの趣旨や「ただのメモ帳ではない。」とということも伝えておいたので、
次の帰省の時、ノートは、手に取りやすい場所に置いてありましたし、
中を見ても、何かの走り書きがされるような扱いを受けていないこともわかったのですが、

基本私だけが書き込むノートのはずなのに、母の字で、聞きたいことや、やってほしいことなどが一ページにまとめられていました。
書いておかないと忘れてしまうからでしょうね。

親が質問や要望を書き留めることは、このノートを作ったときには想定していませんでした。

手書きのマニュアルなので、ある意味双方向であれば、より活きたマニュアルになりますよね。

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Lukia

なるほど。これは、もくじに書くべきだね。お母さん。

親の側にも、マニュアルづくりに参加してもらうということを想定していなかったので、この一ページに驚き、
その時は特に何も言わず、新たなマニュアルを書き足して帰ってきたのですが、

もくじを親に任せるというのもアリだなぁ。と思いました。
(ページ番号は、子供が書く)

このたびの帰省で、また同じような1ページを見つけたら、そう言っておこうと思います。

こういう親孝行もある。

子供が「こども」のときは、親は手紙や肩たたき券、似顔絵など、子供の「手書き」のものをもらえました。
しかし、その子供が「おとな」になってしまうと、手紙は事務的なメールやラインになり、肩たたき券はマッサージチェアのプレゼントで代用され、
子供も自分の家庭や仕事に忙殺されて、似顔絵を描く時間もなくなりました。
こうしてみると、子供からの「手書き」のものをもらえるのは、ほんの十年限りで、
親にとっては大変貴重な経験なんですね。

お菓子やお酒などをお土産に持って帰るのもよいですが、
見た目に元気そうでも、体に関するもろもろの数値が悪くなっているのが高齢者です。

安上りだけど、そのぶん手間も時間もかかるマニュアルづくりは、
親の健康も損なわず、親は久々の特別感を味わえるので、案外いい親孝行なのではないでしょうか。

ま、手ぶらで帰るというわけにもいかないので、結局お土産は買うのですが、
こういう親孝行を付け足すのもアリかなぁ。と思っています。

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Posted by Lukia_74