消費税8パーセントの今こそ税別と税込みの違いに敏感になりたい。

日進月歩「ちょっと来い」シリーズ, 数学

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西友系のスーパー「サニー」には、ずっとお世話になっています。
この「サニー」、いろいろと買い物しやすいようにくふうがされてきましたが、
今年に入ってから?は、いよいよ「SEIYU」アプリもリリースされました。

そのアプリの中にある「ユア・レポ」で、レシートをもとにアンケートに答えると、次回の買い物で使える50円引きのクーポンをくれます。

さて、この「50円引きクーポン」、まじまじと見ることなく、
「クーポン取得から1ヶ月以内に1000円以上の買い物で使う」とマイルールに従って、なんとなく使ってきました。

しかし、レジに並んで待っている間、クーポンを表示させてぼんやりと眺めていたら、とんでもないことに気がついたのです。

Lukia_74

Lukia

1,000円(税込)以上のお買い物で」と書いてあるじゃん!

税別と税込ではえらい違いで、私は約74円分買いすぎていたことになります。

約74円と笑うなかれ。
森永製菓のチョコボールが1個買えますし、もやしなら2袋ぐらいまで買えます。

また、金額が小さくて、ケチくさい。と思うなら、「万」をつけてみてください。
74万円分、別のことに遣えたなら。とすれば、これは相当な違いだとわかってもらえると思います。

突然現れた「74円」の出どころも含め、税別・税込の違いをお伝えしてみようと思います。

以下は、「税抜き価格」をもとに話を進めていきます。

「税別」1,000円以上の場合

もしも、このクーポンが「税別1,000円以上」で使える設定だったら、
商品の棚に表示してある「税抜き価格」の合計が1,000円になるように買い物しなければなりません。

スマホの電卓機能を起動させて、
$$1000-138-294-\cdots$$
と商品の税抜き価格を引き算していき、0かマイナスが出るまで商品を買えばよいことになります。

Lukia_74

Lukia

「商品の税抜き価格の合計なんだから、たし算じゃだめなの?」と思う方もあるでしょうが、
あといくら買えばいいのか。がわかりやすいのはひき算のほうなので、買わなければならない金額からのひき算をオススメします。買い物するときの電卓機能は「ひき算」で!

そして、ここで奇跡的に?「税抜き価格」の合計が、「1000円ちょうど」になった(ひき算してゼロになった)としましょう。

2018年現在、日本の消費税率は8%です。
これは、「税抜き価格」の合計額の8%分が、加算されるということです。

難しいことははしょりますが、

$$\Large \color{#0004fc}{税込み価格=税抜き価格\left( の合計\right) \ \times 1.08}$$

をすれば求められます。

ということは、今、「税抜き価格の合計」が1,000円だったわけですから、
クーポンがなかったら、
$$1000\times 1.08=1080$$
1,080円支払う必要がありますね。

しかし、「50円オフクーポン」があるので、
実際に支払う金額は、
$$1080-50=1030$$
1,030円となります。

ということは、お財布に1,030円入っていれば、クーポンを使って、ギリギリ1,000円分の買い物ができることになりますね。

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Lukia

うっかりものの私は、たまにこういうことがあります。(笑)

「税込み」1,000円以上の場合

先ほど、税込み価格は、税抜き価格の合計に1.08をかければよいと書きました。
では、税込み価格が1,000円となるのは、「税抜き価格の合計」がいくらのときでしょう。

・・・えっ、難しい?
計算方法だけ教えろ?

ま、「日進月歩」カテゴリに入れている記事ですから、私としても やたらに数式を出す気はありません。

$$\Large \color{red}{税抜き価格\left( の合計\right)=税込み価格\div1.08}$$

税抜き価格に1.08をかけて税込み価格を出したのですから、
単純に逆をすれば、(税込み価格を1.08でわる)税抜き価格は求められます。

同じ商品が、Aの店では、税抜き価格で書いてあり、そのあと行ったBの店では、税込み価格で表示されていたとします。
はたしてどっちが安いのか。Aの店に戻って買うべきなのか。を判断したいとき、
Bの店の税込み価格を1.08で割れば、Aの店の価格と比較することができます。
または、Aのお店の価格に1.08をかけるか。ですね。

さて、税込み価格で1,000円とするには、
$$1000\div1.08=925.92\cdots$$
念のため、小数点以下切り上げとすると、
926円買えばよいことになります。

926円分の買い物をすると、レジでの会計時には、
$$926\times 1.08 =1000.08 \fallingdotseq 1000$$
1,000円となります。
そして、クーポンが使えるわけですから、
$$1000-50=950$$
950円支払うことになります。

税別価格のときは、お財布に最低でも1,030円は入ってないといけませんでしたが、
税込み価格の場合は、950円でもなんとか買い物ができることになりますね。

クーポンの割引率を最大にするには。

さて、この「50円引きクーポン」はどれだけすごいのか。も考えてみましょう。

税別1,000円以上で、50円引き。の場合、
支払う金額は、1,080円となります。
その1,080円に対する50円の割合を考えればいいのですから、
$$\frac{50}{1080}\times 100=4.629 \fallingdotseq 4.6$$
となります。
4.6%引き。ということですね。

一方、税込み1,000円以上で50円引き。の場合は、
$$\frac{50}{1000}\times 100=5.0$$
となります。
5%引きということになりますね。

ということは、税別価格の合計が927円以上になると、お得感が薄れていくことになります。

先ほどの約74円分買いすぎていた。というのは、
税別価格の合計が1,000円のときと、926円のときを比較しています。

5%引きのお得感を最大限に生かすなら、税別価格の合計が926円になるようにするべきで、
74円分(チョコボールやもやし2袋)は、特に必要がないなら次回に回せばよかったわけです。

まぁ、ざっくり1000円ぐらいの買い物をすれば、50円は確実に引いてもらえるので、決して損はしていないのですが、
クーポンを有効に使いたいなら、一度はこういう計算をしておくとよいことになりますね。

消費税分を意識した家計運営をしてなかった。


今回、記事を書いてみて、自分の家計運営を振り返ってみると、
表計算ソフトでざっくりした家計簿をつけているだけで、消費税分を意識していなかったなぁ。と反省しました。

たとえば、ひと月の食費の予算が4万円だったとしても、4万円分の材料が買えるわけではありません。
$$40000\div1.08=37037$$
実質37,000円でやりくりしなければならないわけです。
(同時に3,000円も税金を支払っていることにも驚かされますよね。)
今後、税率が上がる可能性もあるわけですし、もっとお金に敏感にならねばなりません。

ゲーム感覚で買い物をしてみる。


ガラケーにしても、スマホにしても電卓機能はついていますから、今後スーパーで買い物をするときは、
買うものリストのメモだけでなく、電卓機能を表示させておいて、ゲーム感覚で買い物をしてみるのもいいなと思います。

たとえば、今日は、税込み2,000円になるように買い物するぞ!と目標を設定し、
電卓機能で計算をします。
$$2000\div1.08=1851.85\cdots \fallingdotseq 1852$$
1,852円前後になるようにメニューを考え、買い物をしていくのです。
そして、めでたく税込み2,000円になったら、大好きな人にハグしてもらう。
いかがです?家計も、ハートもあったかくなるいいゲームではありませんか。(笑)

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